労福協とは

一般社団法人静岡県労働者福祉協議会(略称:県労福協)は、賀茂から湖西まで県内21の地区労福協、労働団体と加入者組織、ろうきん・こくみん共済coopなど労働者福祉に関わる事業団体で構成する勤労者福祉活動のための県中央組織です。

各構成団体・組織とは、いわゆる縦型の一体的組織ではなく、ゆるやかな協議体組織となっています。運営は各団体・組織ごとに定めた会費によってまかなわれています。全国中央組織として労働者福祉中央協議会(略称:中央労福協)があります。

県労福協の役割

県労福協は、「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」をめざして、中央労福協がすすめる幅広い立場からの政策提言や社会運動を推進しています。また構成団体・組織と連絡・調整をはかりながら、県内の行政・自治体・弁護士会・司法書士会・NPO・勤労者福祉共済会などとも連携し、困窮者支援・多重債務・消費者保護・暮らし何でも相談・被災者支援・ワークライフバランス・事業団体育成・人材育成支援など、未組織勤労者や市民県民の福祉につながる活動を行っています。

使命

1. 社会的運動と政策制度の実現
貧困者支援、多重債務問題、消費者保護、環境保全、食の安全、防災、フードバンク事業による困窮者支援、特殊詐欺対策など
2. 勤労者の生活支援
LSC活動、就労支援、未組織勤労者、退職者支援、勤労者共済会支援など
3. 労働者自主福祉事業の育成
事業団体利用促進と支援、人材育成、地域役立資金活用、国内・海外交流など

基本理念

労働者の福祉要求の実現を通じて、労働者家族の生活向上と安定をはかり、真に平和で豊かな暮らしを保障する社会を創る。

運動の原則

  • 経済要求のうち福祉に関する要求を通じて暮らしの質をたかめる。
  • 行政に対する社会保障充実、企業内福祉の充実をはかる。
  • 協同事業活動は協同組合の理念、原則に基づく。

概要

社団法人名

一般社団法人 静岡県労働者福祉協議会 (略称:県労福協)

所在地

〒420-0851 静岡県静岡市葵区黒金町5番地の1 静岡県勤労者総合会館4階

お問い合わせ

TEL:054-221-6241
FAX:054-273-3110

アクセスマップ

JR静岡駅 北口より、徒歩5分

沿革

中央労福協の発足

1949年

戦後の食料・生活物資不足の中、労務加配米の増配、作業衣服の確保、木炭の払い下げなどの要求をかかげて闘ってきた。各単産や総同盟、産別会議、全労連、日協によって「労務者用物資対策中央連絡協議会(中央物体協)」が結成された。

1950年

中央物体協を「福祉対策中央協議会」と改め、単産および単産の上位組織の枠を超え、広く労働者福祉活動の前進をはかる組織とした。(今日の中央労福協の前進として発足した。)

設立趣意書

1964年

「労働者福祉中央協議会(中央労福協)」と改称し、労働組合と協同事業団体が統一した組織体として今日に至る。

静岡県労福協の歩み

1950年

中央の情勢に呼応して、「静岡県福祉対策協議会」結成の動き。

1958年

中央における労働者福祉強化の動向を受けて、県評、全労、労金、労済の代表者の間で県労福協を結成する気運が高まった。

1964年

静岡地区に始まり県下28地区労福協が結成されたのを受けて、同年11月に念願の「県労福協」が結成された。(※地区労福協が先に結成された。)

1966年

県労政課の主催で行われていた「静岡県労働文化祭」が、県からの補助金事業として開催することになる。(※2020年終了予定。)

1969年

志太榛原地域を皮切りに、地区労福協活動の自主自決体制の確立をめざした地域労福協活動が展開される。

1978年

国際的な視野を広める取組みから、第一次友好訪中団を派遣する。

1985年

労福協、労働組合、福祉事業団体の強い要望と静岡県の協力により、労働者福祉運動の拠点として勤労者総合会館(労政会館)が完成する。

2004年

6月、県労福協結成40周年を祝う記念式典が行われた。

2006年

連合静岡、静岡県労金、全労済県本部、県労福協の4団体が主体となり、“ライフサポートセンターしずおか”を設立した。

2010年

第48回定期総会にて法人化を承認、2010年6月10日に正式名称「一般社団法人静岡県労働者福祉協議会」に改組した。

2012年

2012年国際協同組合年・静岡県実行委員会に参画し諸活動に参加。「地域役立資金」創設

2014年

5月に10を超える団体と連携して「フードバンクふじのに」を立ち上げた。2014年6月、県労福協結成50周年を祝う記念式典が行われた。

50周年記念DVD

2015年

中央労福協が進める「奨学金制度改善」に向けた署名活動を実施した。

2016年

相互理解と相互協力を目的に第1回協同組合大会を実施した。

2017年

「語り部育成ゼミ」を全地域・地区ごとに開催した。

2018年

労福協運動を若い人に継承する目的で第1回労働者自主福祉運動体験学習会を開催した。(賀川記念館、北淡震災記念公園)

退福共(協)、グリーン友の会をライサポ友の会の組織内組織とした。(会員数75,535名 2019年3月末)

 

2019年

財団法人 静岡県財形事業協会が7月24日に清算結了、事業終結した。(解散は2011年6月)

2021年

ひとり親家庭への支援取組みを静岡県母子福祉連合会と連携して取組みを実施した。

50周年記念DVD

県労福協創立50周年を記念してDVDを作成しました。

2030年ビジョン

中央労福協第64回定期総会で2030年ビジョンを決定しました。10 年の活動の成果と課題や時代状況の変化も踏まえて検 証と見直しを行い、2030 年を目標年次とし、今後の活動の指針となる新たなビジョ ンを策定しました。

2030bijyon

組織図

会員組織には「連合静岡」「勤協連」「地区・地域労福協」「福祉事業団体」「加入者組織」があり、これら会員の総意によって県労福協の活動は実施されています。

 

意思決定機関の一つ、年4回開催される県労福協幹事会には、会員各組織から代表者が参加します。更に2010年6月の法人化以降、幹事会には各地区労福協それぞれの代表者が参加するようになり、地域・地区との一層の連携強化が諮られています。