労働者自主福祉体験学習会

2019年11月18日
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「労働者自主福祉運動体験学習会」を11月10日~11日に実施しました。参加者は事務局を含め43名で、賀川記念館と北淡震災記念公園を訪問して講演を受けました。

この体験学習会は地域・地区労福協の会員の若手労組役員が労働運動・協同組合運動の歴史の場に立ち、見聞することで労働者福祉運動の理解を深めるために開催しました。

一日目

賀川記念館の西館長から「賀川豊彦の思想と実践」について講演を受けました。世界では賀川・ガンジー・シュバイツアー3大聖人と呼ばれています。また、賀川氏は防貧の仕組みとして労働組合・農民組合、助け合い仕組みとしてJA・全労済など、自立する仕組みとして協同組合・労働金庫など貧しい弱い人のために多くの仕組みを作りました。参加者からは「賀川豊彦氏を功績を初めて知った」との声もありました。

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フードバンクふじのくに鈴木事務局次長からは「格差・貧困」社会の広がりとフードバンクの果たす役割」についての講演を受けました。鈴木氏からは特にフードドライブで集められた食品がどのような場所でどのように活用されているか詳しく説明していました。集められた食品は生活困窮者が自立支援するための一つのツールであることが良くわかりました。参加者からは「フードバンクのどのような考えで始まり、何が目的なのか初めて知った。フードバンクは地域全体で取組まなければならないと感じた」との声がありました。

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二人の講演の後には4つ別れグループワークを行いました。真剣にグループワークを行っています。

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2日目

北淡震災記念公園で語り部の米山氏から防災力を高めるには地域の繋がりが重要であり、減災のためには住宅耐震化、家具転倒防止策などが有効であると話されていました。

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2日間渡る体験学習会でしたが、参加者からは「有意義な体験学習であった。今後も続けて欲しい。」と意見がありました。参加された方の協力もありスケジュール通り、無事に終わることが出来ました。多少至らない点があったかと思いますがご容赦いただきたいと思います。(AKI)