silver bulletはない ~beyond the generationより~

2023年7月10日
ブログ

中央労福協「全国研究集会in松山『beyond the generation』」のYOUTUBE配信、視聴されましたか?

当日のトークセッションで私が記憶に残ったお話をご紹介。

結論は課題の解決には様々なものが複雑に関係している現在。我々も然り。俯瞰的な視野をもって、短絡的な場当たり的な対応では活動の継承はできない。「silver bulletは無い」

silver bulletとは、銀で作られた弾丸で、西洋の信仰において狼男や吸血鬼などを撃退できるとされています。

通常の手段では対処が厄介な対象を、たった一撃で葬るもの、という比喩表現として「silver bullet」は使われています。

例えば、ある事象の対処の決め手特効薬、あるいはスポーツで相手チームのエース選手を封じ込める選手などを表現する場合に用いられています。ソフトウェアエンジニアで、OS/360の開発で苦闘したフレデリック・ブルックス氏が、『人月の神話』(1975年刊)において「『どんな場合であれ通用する』ような、『万能な解決策』は存在しない」というたとえとして「銀の弾などない」と述べた例がよく引き合いに出されています。(百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

転じて、ひとつの課題の解決のため、いくつもの問題の関係を解きほぐし、対策を講じていくことが必要とされると解釈できます。

わが身に照らし合わせると我々が目指す2030年ビジョンで掲げている「貧困や社会的排除がなく、人と人とのつながりが大切にされ、平和で、安心して働きくらせる持続可能な社会」のためには、「銀の弾などない」と思われ、複雑に絡み合っている問題を俯瞰的に捉え、連携することが求められているのでないかということを、全国研究集会in松山のコメンテーターの先生が語っていました。

各地区の総会も終盤となり、今年度の活動、2030年の様々なゴールにむけて、連携して取り組んでいきましょう。

7月3日のブログ担当でしたが、掲載できませんでした。ここにお詫び申し上げ、掲載予定だったブログを掲載いたします。

82a