浜松市労福協 第15回通常総会の報告

2020年7月21日
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コロナウイルス感染症拡大により、今大会の議案は「書面による議決方式」により、賛否を確認しました。<別紙参照>

その結果各議案は、全て賛成により了承されました。つきましては、2020年度方針を以下の通り報告します。

 

第1号議案 2020年度活動方針

<はじめに>

2019年10月の消費税増税以降、日本の景気の動向は悪化している状況にあります。加えて新型コロナウィルス感染症による影響が世界全体に広がっており、東京オリンピックも延期、企業活動も縮小せざるを得ないなど日本経済にも相当の影を落としています。また、超少子高齢・人口減少社会に突入した現在、浜松市においても高齢化・人口減少の一途を辿っており、この地で働く者・生活する全ての者が今後どう環境が変わるのか真剣に考え対策する必要があります。そして昨今急速に発展してきているデジタル技術・IT技術によっても、私たちを取り巻く環境は大きく変わってきています。生活はもとより、働き方においても、その変化に速やかに対応して行かなければなりません。このような時代において、私達が安心して働き、暮らしていくためには、セーフティネットの構築と将来に不安の無い社会保障制度の構築を一刻も早く進める必要があります。その点において、私たち労働者福祉協議会を核とした福祉事業団体の果たすべき役割は益々重要なものになっていると認識しています。

新型コロナウィルス感染症の影響により、浜松市労福協においても、2020年度は労福協まつりをはじめ様々なイベントを中止せざるを得ない状況にありますが、こんな時だからこそ、これからの自主福祉活動の充実に向け、その役割と使命を今一度見つめ直し確認する年としたいと考えております。労福協は社会的な役割と責任を強く意識しながら、皆様のご理解とご協力のもと、関係団体との連携、共生による自主福祉活動を通じ心豊かな社会づくりを進めてまいります。 

今年度の活動計画

注:新型コロナウイルス感染症拡大の影響による「緊急事態宣言」を受けて、例年実施しています諸活動の実施が困難な状況にあります。したがって今後計画が大きく変更されることが想定されますが、会員やその家族の健康と安全を守ることを最優先に、可能な範囲で諸活動を進めていきます。 

1.勤労者の政策制度改善に向けた取り組み

2.第35回労福協まつりの開催 (中止)

3.勤労者の生活支援に関する講演会・セミナーの開催

4.災害復興支援と社会貢献活動の取り組み

5.静岡県労福協と各地域労福協との連携

6.事業団体(労金・こくみん共済coop・福祉基金協会・ライフサポートセンター)との連携

7.退福共、グリーン友の会、浜松市・湖西市勤労者共済会との連携

8.「フードバンクふじのくに」との連携

1.勤労者の政策制度改善に向けた取り組み

今年度も、安心で活力ある地域づくりに向けて、働く者の立場で浜松市に対して「働く人の総合的な福祉向上にむけての要望書」の提出や、浜松市産業部産業総務課雇用・労政グループおよび関係部署との定期協議であるワークライフ懇話会、顧問議員との意見交換を通じて、私たちが求める政策実現に向けた活動を進めていきます。また同時に社会の状況変化に対応できる公正で公平な市政を目指し、勤労者を代表する立場で提言する活動として、引き続き各種行政委員会や審議会に役員を派遣していきます。

2.第35回労福協まつり(中止)

今年で35回目を迎える「労福協まつり」の企画・運営・管理を担当します。「労福協まつり」は、ご家族連れで楽しんでいただく秋の恒例イベントとして、広く勤労者世帯を含む浜松市民に浸透しており、浜名湖ガーデンパークでの開催も、自然豊かで広大な敷地と大駐車場を完備していることから、すっかり定着してきました。本年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりましたが、次年度は「浜松市」の協力のもと「勤労者と市民のコミュニケーションの場」として、より多くのご来場者の満面の笑顔を得られるように、役員が一丸となって盛大に開催します。

3.勤労者の生活支援に関する講演会・セミナーの開催 (企画委員会)

「自主福祉」「年金」「経済」「家計の見直し」「教育」など暮らしに役立つ身近なテーマでセミナーを開催していきます。内容は、会員各位の要望や意見を踏まえて企画委員会を中心に進めていきます。

4.災害復興支援と社会貢献活動の取り組み (企画委員会)

上部団体や関係団体と連携をして被災者、避難者の皆様へ継続的な支援をしていくとともに地域福祉の支援活動や自然環境保護の社会的貢献に取り組んでいきます。また、地域の文房具等の学用品を必要とする子供たちや「フードバンクふじのくに」の活動を支援するため、生活支援カンパを実施していきます。

5.静岡県労福協や各地域労福協との連携

静岡県労福協や各地域労福協との連携を強化しながら、福祉運動の向上を目指します。

(1)福祉事業団と連携し、「家計見直し」や「生活保障設計」運動を、各労組の教宣活動や世話役活動の実践につなげ、可処分所得の向上を目指します。

(2)会員内の未組織、勤労者共済会会員、NPO等各種団体で働く勤労者層への教宣活動を強化します。

(3)「福祉強化キャンペーン」を11月~1月に展開します。

6.事業団体(労金・こくみん共済coop・福祉基金協会・ライフサポートセンター)との連携

労働者福祉の観点に立ち生活の向上を目指し、労金・こくみん共済coop及び福祉基金協会の活動に協力するとともにお互いの発展のため連携を取っていきます。

(1)地域の自主福祉活動の拠点としての「ろうきん」利用を促進します。

(2)勤労者の生活を支えているこくみん共済coopを積極的に活用します。

(3)「(公財)静岡県労働者福祉基金協会」を通じた活動に積極的に参画していきます。

(4)ライフサポートセンターの「くらしなんでも相談」を広く市民に伝え、日常的な悩みに対するアドバイスを通じて市民の生活の安定と、安心、安全を支援していきます。

7.退福共、グリーン友の会、浜松市・湖西市勤労者共済会との連携

現職・未組織・退職者を問わず生涯にわたって生きがいや暮らしをサポートする目的に各関係福祉団体と連携を図り勤労者の福祉向上を目指します。

(1)組織化されていない勤労者との接点づくり、退福共やグリーン友の会加入の橋渡しのために、「ライフサポート センー友の会」の活動を積極的に支援します。

(2)浜松市・湖西市勤労者共済会の魅力化を進め、会員拡大と円滑な運営を実現するため、役員を派遣し協力・支援します。 

8.「フードバンクふじのくに」との連携

日本では、食料自給率が4割を(カロリーベース)切っているにも関わらず、印字ミス等の理由で流通させることが出来ずに処分せざるを得ない食料が年間500~800万トンと言われており、これは日本のお米の生産量に相当します。フードバンクふじのくには、こうした問題に対処すべく、本当に食料を必要としている人や場所に届けるフードバンク事業を行っています。この事業を支援するため、フードドライブを行い広く家庭や企業からの食料品提供や資金面の支援として賛助会員の継続、拡大を呼び掛けます。また、本年度も、公的施設へのフードボックスの設置等について、浜松市や浜松市社会福祉協議会との協議を進めていきます。

資  料

2020年7月吉日

会員代表者 様

浜松市労働者福祉協議会

会  長  武藤 憲司

(公印省略)

           浜松市労福協

第15回通常総会書面議決の結果について(報告)

日頃より労福協活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

さて、本年度の総会は書面での議決とし、会員の皆様から6月30日必着で書面表決書をご提出いただきました。

その結果について下記の通り報告いたします。

     020年度 第15回浜松市労福協通常総会議案書 各議案の議決結果

【議 案】

(1)報 告 2019年度活動報告         賛成155、反対0、無効0

(2)報 告 2019年度会計報告及び監査報告 賛成155、反対0、無効0

第1号議案 2020年度活動方針(案)     賛成155、反対0、無効0

第2号議案 2020年度年会費(案)         賛成155、反対0、無効0

第3号議案 2020年度予算(案)          賛成155、反対0、無効0

第4号議案 2020年度役員(案)          賛成155、反対0、無効0 

【結 果】

全ての議案について、必要枚数である過半数の表決書の提出があり、全て賛成により可決されました。

注:浜松市労福協会員総数 180会員

お問い合せ先

浜松市労働者福祉協議会事務局

担 当:村松 弘康

電話・FAX番号  053-465-1155

住   所 浜松市東区上西町1270

 


『フードバンクふじのくに』からのお願い

スズキ労働組合本社支部と全矢崎労組大東支部から食品をいただきました。たくさんのご支援、誠にありがとうございます。

以上